召喚ビルドは「自分で殴る」のではなく、使い魔を出して戦わせる遊び方だ。強さの決まり方が他のビルドとまったく違う。
核心はひとつ。最大召喚数(召喚枠)を増やし、その枠に強い使い魔を詰め、さらに枠を使わない武器で上乗せする。 この3つを進行に合わせて積み上げていけば、終盤には複数体の使い魔を同時に出して戦えるようになる。
逆に言うと、強い召喚武器を1本拾っただけでは火力は伸びない。枠が足りなければ使い魔は数体しか出ないし、枠を増やしても武器が弱ければ手数が雑魚のままだ。枠と武器と強化装備をセットで考えるのが召喚ビルドの作法になる。
この記事では、序盤から終盤までの進行順に、何を作り・何を着て・何を組むかを並べた。
召喚ビルドの3本柱
最初に全体像を押さえておく。召喚ビルドでやることは、つまるところ次の3つだけだ。
- 召喚枠を増やす — 同時に維持できる使い魔の上限(最大召喚数)を、防具・アクセサリ・薬で底上げする。
- 強い使い魔を出す — 増やした枠に、ダメージの高い召喚武器を詰める。枠を圧迫する重い武器ほど1体が強い傾向がある。
- 枠を使わない武器で上乗せする — 一部の武器は召喚枠を消費しない。枠を埋め切った状態の「外側」から戦力を足せる。
このうち③は誤解されやすい仕様なので、本記事の後半と専用記事で別途扱う。まずは①と②を進行順に組んでいく。
進行順のおすすめ召喚武器
召喚武器には、進行に応じて乗り換える「枠を使う主力武器」と、その主力と同時に出せる「枠を使わない上乗せ武器」の2種類がある。両者は択一ではなく組み合わせて使うものなので、表も分けて並べた。ダメージは使い魔1体あたりの基礎攻撃力(防具やアクセサリーの召喚ダメージ補正が乗る前の値)。いずれも進行段階に記した鉄床でクラフトする。
枠を使う主力武器(各進行段階で主力に据える価値があるもの。召喚枠を奪い合うため、基本はこの中から進行に合わせて乗り換える)
| 進行段階 | おすすめ武器 | ダメージ | 召喚枠の消費 |
|---|---|---|---|
| 序盤(鉄床) | 14.0 | 1体1枠 | |
| 中盤(タングステンの鉄床) | 29.0 | 1体1枠 | |
| 中盤(タングステンの鉄床) | 39.0 | 1体1枠(最大5体) | |
| 終盤(深淵の鉄床) | 180.0 | 1体2枠 |
枠を使わない上乗せ武器(主力と召喚枠を奪い合わず、枠を埋め切った状態でも同時に追加できる。主力武器の代わりではなく”足し算”の戦力)
| 進行段階 | おすすめ武器 | ダメージ | 同時召喚 |
|---|---|---|---|
| 終盤(深淵の鉄床) | 75.0 | 5体(召喚枠を消費しない) |
枠を使わない武器は死の呼び声のほかにも複数あり、後述の「枠を使わない武器で上乗せする」でまとめて扱う。
序盤:蜘蛛の杖で「数」を覚える
クラフトで作れる最初の召喚武器が蜘蛛の杖だ。ダメージ14と低いが、召喚ビルドの基本である「複数体で敵を囲んで削る」感覚はこれで掴める。序盤は使い魔1体の火力より、何体出せるか(=枠の数)が効いてくる。
この段階ではドロップ限定の武器(ハゲタカの杖・草殺の侑など)も拾えるが、性能は蜘蛛の杖と大差ない。無理に集めず、次の枠増やしに投資したほうがいい。
中盤:タングステン帯で一気に伸びる
タングステンの鉄床が解放されると、召喚武器の選択肢が一気に広がる。
- 精霊樹の枝(ダメージ39):ボタンを押し続けると精霊樹の幼体を最大5体まで召喚できる。1体あたりの枠は軽く、手数で押すタイプ。
- 霊冬妃の杖(ダメージ29):安定して使える標準的な召喚武器。素直に強い。
このどちらかを主力にしつつ、後述のタングステン帯の防具(熟魂セット)とアクセサリ(興奮剤)で枠と火力をまとめて底上げするのが中盤の伸びどころだ。
終盤:クリスタルスカルと死の呼び声の二枚看板
深淵の鉄床まで来たら、召喚ビルドの完成形が見えてくる。
クリスタルスカルはルビードラゴンを召喚する。ダメージ180と圧倒的だが、1体で召喚枠を2つ使う。枠が増えていれば複数体のドラゴンを並べられ、これが終盤召喚ビルドの主火力になる。1枠あたりの効率で見ても、ドラゴン1体(180÷2枠=90)は精霊樹の幼体(39÷1枠)を大きく上回る。枠を増やしてきた苦労がそのまま火力に変わるのがこの武器だ。
そこに死の呼び声を重ねる。守護精霊を5体まで出せてダメージ75。しかもこの武器は召喚枠を消費しない。ドラゴンで枠を埋め切った状態に、さらに精霊5体を別枠で上乗せできる。終盤はこの二枚看板で、枠を埋めるドラゴンと枠を使わない精霊を同時に並べられる。
召喚枠(最大召喚数)の増やし方
召喚ビルドの土台は枠の数だ。何で増えるかを把握しておけば、進行のどこで枠が伸びるか計画できる。主な増加源を入手元つきでまとめた。
| 種別 | 増加源 | 効果 | 入手・作成 |
|---|---|---|---|
| 薬(バフ) | 最大召喚数+1 | クラフト(ヒカリゴケの錬金調合台) 霊冬の欠片・ヒカリゴケ・コオリウオなど | |
| アクセサリ | 最大召喚数+2/召喚速度+30% | クラフト(タングステンの細工作業台) | |
| アクセサリ | 最大召喚数+1 | クラフト(深淵の細工作業台)/地下深部のチェスト | |
| アクセサリ | 最大召喚数+1 | ダンジョンのチェスト/レイドのドロップ | |
| 防具 | 召喚系の防具 | 各パーツ・セットボーナスで召喚数上限+1 | 下記「強化装備」を参照 |
使い魔増強の薬は薬(バフ)なので、戦闘前に飲んでおくと枠が1つ増える。アクセサリで最も伸びるのは興奮剤で、これ1つで枠+2と召喚速度+30%が同時に付く。召喚ビルドなら最優先で作りたい。
枠を増やすアクセサリ(嘆きの鏡・名医のタブレット)は重複して装備でき、合計の最大召喚数がそのまま積み上がる。アクセサリ枠が許す限り盛ると、終盤はドラゴンを複数体並べられるようになる。
召喚強化装備の組み合わせ
枠を増やしたら、次は召喚ダメージ・召喚速度を上げる装備で使い魔そのものを強くする。防具は進行に合わせて乗り換えていくのが基本だ。
防具セットの乗り換え
| 進行段階 | 防具セット | 主な召喚強化 | 作成 |
|---|---|---|---|
| 序盤 | 召喚数上限+1(各パーツ+セット) | クラフト(鉄床) | |
| 中盤前半 | 召喚ダメージ+10%/召喚攻撃速度+5%/召喚数上限+1、セットで蜘蛛を追加召喚 | クラフト(魔石の鉄床) | |
| 中盤後半 | 召喚ダメージ+5%/召喚攻撃速度+10%/召喚獣移動速度+30%/召喚数上限+1、セットで全使い魔を爆発 | クラフト(タングステンの鉄床) | |
| 終盤 | 召喚クリ率・クリダメ・速度・索敵・召喚数上限を総合強化、回復力150ごとに召喚数上限+1 | クラフト(深淵の鉄床) |
序盤の蜘蛛の防具は召喚数上限を稼ぐためだけでも着る価値がある。中盤に入ったら蜘蛛巣セット(魔石帯)→熟魂セット(タングステン帯)と乗り換え、召喚ダメージと枠を同時に伸ばしていく。
終盤のルビーの防具は召喚特化の最終装備だ。召喚に関わるステータスをほぼ全部盛りで強化し、セットボーナスは最大回復力150ごとに召喚数上限+1。体力(回復力)を伸ばすほど枠も増えるため、生存と火力が噛み合う。クリスタルスカルでドラゴンを並べるビルドの本命になる。
アクセサリの組み方
防具で土台を作ったら、アクセサリで召喚に寄せる。召喚ビルドで軸になるのは次の顔ぶれだ。
召喚特化 — 召喚ダメージ+20%(その代わり召喚以外のダメージ-20%)。召喚一本で行くなら必須級。
興奮剤 — 最大召喚数+2/召喚速度+30%。枠と速度を一度に稼ぐ主力。
嘆きの鏡 /
名医のタブレット — それぞれ最大召喚数+1。枠を限界まで積みたいとき。
召喚士の奥義書 — 出している召喚の「種類」ごとに召喚ダメージ+5%。複数の召喚武器を併用するほど効く。
注意: 近接・遠距離・魔法・召喚の「特化(フォーカス)」系アクセサリは同時に1つしか効果が乗らない。召喚特化を選んだら、他系統の特化は併用しない。
2つの組み方:枠を埋めるか、空けるか
ここが召喚ビルドの面白いところだ。最大召喚数を増やしたあと、その枠を埋め切るか、あえて空けておくかで構成が分岐する。
A. 枠を埋めるビルド(火力直球)
増やした枠を強い使い魔で全部埋める。終盤ならクリスタルスカルのドラゴンで枠を占有し、召喚特化・興奮剤・嘆きの鏡で枠と火力を最大化する。素直に強く、迷ったらこちら。
B. 枠を空けるビルド(空き枠ボーナス)
従者のロケットは「空いている召喚枠の数が多いほど召喚ダメージと速度が大幅に上がる」アクセサリだ。これを軸にするなら、枠はわざと空けておき、召喚枠を消費しない武器(死の呼び声など)で火力を出す。少数の使い魔を高威力で振り回す変則型になる。
AとBは枠の使い方が正反対なので、混ぜると従者のロケットの効果が死ぬ。どちらかに寄せて組むのがコツだ。最初はAで組み、武器が揃ってきたらBを試すと召喚ビルドの幅が見えてくる。
枠を使わない武器で上乗せする
3本柱の③にあたる仕掛けだ。一部の召喚武器には「召喚装備の枠では使えません」と表示される。装備できない欠陥品に見えるが、これは誤訳で、本当の意味は「召喚枠を消費しない」。
対象は忍び寄る茂み・溶けない氷柱・スライムの缶詰・死の呼び声の4つ。メインの召喚枠を上限まで埋めた状態でも、これらは別枠で追加召喚できる。しかもダメージの扱いは通常の召喚と同じなので、ここまで積み上げた召喚ダメージ強化がそのまま乗る。
この4武器の中身・入手・活用の詳細は専用記事にまとめた。召喚ビルドを詰めるなら必ず押さえておきたい。
まとめ
| 段階 | 主力召喚武器 | 防具 | 枠の増やし方 |
|---|---|---|---|
| 序盤 | 蜘蛛の杖 | 蜘蛛の防具 | 蜘蛛の防具・使い魔増強の薬 |
| 中盤 | 霊冬妃の杖/精霊樹の枝 | 蜘蛛巣→熟魂セット | 興奮剤・各防具の召喚数上限+1 |
| 終盤 | クリスタルスカル+死の呼び声 | ルビーの防具 | 興奮剤・嘆きの鏡・名医のタブレット |
召喚ビルドは「枠を増やす → 強い使い魔を詰める → 枠を使わない武器で上乗せ」の積み上げだ。武器単体の強さより、枠・武器・強化装備の噛み合いで火力が決まる。進行に合わせて土台を広げていけば、終盤は同時に出せる使い魔の数を増やしていける。
検証環境
- バージョン: Necesse v1.2.0
- 武器・防具・アクセサリのダメージ/効果値はゲームデータで確認
- 召喚枠の消費数・効果は実機表示およびゲーム内説明文で確認
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